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ビニールハウスについて|農業資材通販ショップみらい蔵.com
太陽熱をぐんぐん吸収して収穫時期を調整
ビニールハウスの主な役割は「保温」
「ビニールハウス」と聞くと、ムッとした熱気を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。農作物の栽培法としてごく一般的な「ビニールハウス」は、ビニールを通じてハウス内に太陽の熱を集め、旬ではない時期でも作物を収穫できるようにする栽培方法です。
例えばイチゴの本来の旬は4〜5月です。しかし、クリスマスにはすでに、イチゴを飾ったケーキをたくさん目にします。これは、必要な時期に出荷できるよう、ビニールハウスを活用したイチゴ栽培が多く行われているためです。
ビニールハウスは太陽熱を吸収・保温し、外と内側の環境をできるだけ遮断する役割を持っています。育てる野菜が育つ条件や特性をよく理解しながらハウス内の温度をコントロールすることで、一年を通じてさまざまな農作物を収穫できるようになります。
ビニールハウスは農作物を守る
実は「旬ではない時期にも農作物を収穫できる」という特徴以外にも、ビニールハウスには「農作物を守ってくれる」というメリットがあります。
ハウス内には雨が降らないため、人工的に水を撒く必要があります。面倒に感じるかもしれませんが、これはビニールハウスの大きなメリット。雨は自然の恵みでもありますが、多すぎると農作物をだめにしてしまうこともあるからです。
強度のあるスチールパイプを使用すると、風や雪から作物を守れます。気候や災害などの影響を受けにくく、安定した生産ができる点もビニールハウス栽培の大きなメリットです。
他にも、ビニールハウスはこんなことからも作物を守ってくれます。
ビニールハウスのその他のメリット
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病気や害虫から作物を守る
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有益昆虫を利用しやすくなる
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出荷時期の調整ができる
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野生動物から作物を守る
ビニールハウスの選び方
ビニールハウスは、ジョイント、パイプ、杭、バンドなど様々な資材を使って組み立てられています。その構造の中でも大きな面積を占めるのは、ハウスを外から覆う「ビニール」。このビニール素材について、まずはそれぞれの特徴を簡単にご説明します。
ハウスに使用される
ビニール素材
ビニールハウスに使用する素材として、主に「塩化ビニール」と「ポリオレフィンフィルム」、「フッ素系フィルム」があります。
- 塩化ビニールの特徴
- 「塩化ビニール」は、ビニールハウスが普及しはじめた当初一般的な素材でした。
柔軟性、保温性に優れていますが、紫外線で劣化しやすいというデメリットがあります。買い替え目安は、約2年ほど。劣化しても使うことはできますが、作物が順調に育たなくなる恐れがありますので、適切な時期の交換をオススメします。
- ポリオレフィンフィルムの特徴
- 「ポリオレフィンフィルム」は、塩化ビニールに比べて強度があり、風に強く、4〜5年ほど継続して使用することができます。塩化ビニールに比べて重量が軽く、施工のしやすさが特徴です。ただし、塩化ビニールよりも保温性・気密性がやや劣ります。(近年、開発が進んできたことから、保温性はアップしてきました)
- フッ素系フィルムの特徴
- 「フッ素系フィルム」は、フッ素樹脂の性質を活かし開発されたフィルムです。透過性が高く耐久性に優れているものの、塩化ビニールやポリオレフィンフィルムに比べて高価なので、初期費用は高くなります。ただし長持ちはするので、トータル的なメリットは優れています。
ビニールハウスは
自分で作れる?
ビニールハウスに必要な資材は、ホームセンターや農業資材専門店で比較的容易に手に入るので、購入から組み立てまで自分で行う農家さんもいらっしゃいます。
ただし、ビニールハウスは広大な敷地に並ぶ大型のものから、小型のものまでサイズだけでも多岐に渡り、霧の発生を抑えるもの、衝撃に強いもの、保温性が高いもの・・・など、作物やその土地の環境に合わせたさまざまなタイプや部品があります。
コストとの兼ね合い、農作物との相性、土地の条件とさまざまなことを考えながら、ひとりでビニールハウスを組み立てるのはとても大変です。特に大型ビニールハウスや、風や雪への強度を持ちたい場合は、しっかりと構造計算されたビニールハウスを用いることをオススメしています。
夢アグリでは、作物や立地条件に合わせたビニールハウスをご提案しています。 パーツも豊富に取り揃えています。新しくビニールハウスを作りたい方も、古いビニールハウスの修理をしたい方も、ぜひ一度ご相談ください!
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